講演内容
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Day1
13:00
13:50
事例セッション A1
2018.9.6(木) 13:00-13:50
新たな保守形態で未来を創る
~日本郵便におけるコスト削減のチャレンジとその成果~IT技術の激変が叫ばれる中、静寂を保っている分野があります。それはハードウェアの保守です。ハードウェア自体の技術向上は目覚ましく、処理性能対費用の比は現在でも指数関数的に向上し続けています。しかし、ハードウェアの年間保守料金(24時間365日のケース)は、ハードウェア購入価格の20%弱で近年推移しているように見えます。
日本郵便では、システムの構成や運用形態ごとにハードウェア保守形態を選択し、主たる保守形態は週に一回集中保守としました。その結果、従来の半分以下にまで削減できる見通しもケースによっては出てきています。本講演では、その取り組みと、その背景にある想いをお話します。【講演者情報】
日本郵便株式会社
専務執行役員 CIO
鈴木 義伯 氏
NTTデータ社で金融関係のシステム開発に従事。主に地方銀行の基幹系を中心に企画・開発、そして運用まで一連の作業を経験した。2006年2月東京証券取引所のCIOに就任した。株式証券取引システムarrowheadの企画開発を進め高速取引を実現し、株式取引の流動性向上に貢献した。2017年4月から現職に着いている。