講演内容
-
Day2
15:30
16:15
事例セッション D6
2017.9.8(金) 15:30-16:15
大企業でイノベーションを起こすには
大企業ではなぜ新規事業が失敗するのか、成功するための条件として何が必要なのか。1000人で1000億円の市場で戦うことと、10人で10億円の市場で戦うチームを100チーム作ることは本質的には同じであると学生時代に考えていました。ソニー入社一年目の新入社員がどうやって新規事業を立ち上げて、国内のクラウドファンディングで初の1億円を超える支援額を集めたのか、自身の経験をもとにお話ししたいと思います。その過程で10人で10億円の市場で勝負することがなぜ難しいのか、それを解決するために何をしてきたのか、お伝えできると幸いです。
【講演者情報】
ソニー株式会社
新規事業創出部 wena事業室 統括課長
對馬 哲平 氏
wena project 事業責任者。27歳。学生時代は学内ベンチャー企業で働き、雰囲気とスピード感を体験する。2014年大阪大学大学院工学研究科卒業後、同年ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)入社、機構設計部へ配属。入社直後の研修にて、腕時計のバンド部分に機能が集約されたwena wrist の構想と試作機を披露した。その後、“人々にもっと違和感なく、自然に電子デバイスを身に付けてもらいたい”というビジョンを掲げ、有志を集めて業務外での活動を開始。入社1年目でソニーの社内スタートアップ・オーディションを勝ち抜き、ソニー(株)新規事業創出部wena事業室の統括課長としてwena projectを立ち上げた。第一弾の製品であるwena wristはクラウドファンディングで日本記録を樹立し、2016年11月にはBEAMSとのコラボモデルを、2017年2月にはセイコー社WIREDとのコラボモデルを発表した。